<汚職>贈賄業者が経営再建狙い幸田町議に工作依頼か 愛知(毎日新聞)

 愛知県幸田町の工業団地開発を巡る汚職事件で、贈賄側の開発会社「西三河開発」が08年の事件前後、赤字が続く贈賄側の建設会社「和幸建設」の株式の半数近くを取得し、開発地の造成関連工事を計約3億円で和幸建設に発注すると決めていたことが分かった。開発には団地内のアクセス道路の西尾市道認定が必要で、県警は贈賄側の2社が和幸建設の業績立て直しのため、町議の黒柳広治容疑者(72)=受託収賄容疑で逮捕=に議会工作を依頼したとみている。

 2社の関係者らによると、和幸建設は04年から赤字が続き、07年に約1600万円の黒字になったが、08年は再び1億円を超える赤字に転落した。

 西三河開発は08年、和幸の発行済み株式6万株のうち約45%を取得。同年7月からは西三河開発の専務、鋤柄茂樹容疑者(43)=贈賄容疑で逮捕=が和幸の専務も兼ねるなど関係を強め、開発予定地の3件の関連工事も和幸が担当することになったという。西三河開発が業務拡大の一環として和幸の経営への発言力を強めると同時に、和幸の再建を図る意図があったとみられる。

 しかし、団地開発を巡ってはアクセス道路の市道認定が議決される必要があった。このため県警は鋤柄容疑者らが幸田町議会の同意を得るため、旧知の黒柳容疑者に他の議員への働きかけなどを依頼したとみている。【秋山信一】

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